人工透析のご案内
思いやりを大切にした透析治療を行います
当院の透析室では、透析患者さまのその人らしい生活を維持しながら、安全・安心な透析を提供できるように医師・臨床工学技士・看護師によるチーム医療で透析を行っています。患者さまの疾患・合併症に対する予防、治療はもちろんですが、日々の生活の悩みや相談などコミュニケーションを大切にし、患者さまに寄り添いながら思いやりのある看護を心がけています。
オンランHDFが受けられます
オンラインHDFは毒素を取る能力が普通の透析よりも数倍優れています。
4時間の透析では取り切れなかった毒素が、同じ4時間でも効率よく除去できるため、様々な合併症を予防することができます。
また透析中の血圧低下や気分不快などの症状が起こりにくいのも特徴です。
透析装置内から透析液を分流させ、ヘモダイアフィルターという特殊な膜を使い、ヘモダイアフィルター前で透析液を入れる濾過方法で、国から認可された高度な透析装置でしか行えない治療法です。
透析開始時間
血液透析は1回4~5時間の治療を週に3回行います。
当院では、月・水・金の午前クール・午後クール、
火・木・土の午前クールで透析を行っています。
曜日 | 月・水・金 | 火・木・土 |
午前 | 8:00 | 8:00 |
午後 | 13:00 | ー |
※日曜日は実施しておりません。
透析中の過ごし方
透析室には25台のベッドがあります。天井が高く広々としており、明るく静かな環境で透析を受けることができます。透析室は1階に位置し、高齢者や足腰の弱い患者さまにも通院しやすい環境となっております。感染症や患者さまの病状に合わせ、病室での透析にも対応しております。電動ベッドに、テレビが個別に備え付けられており、快適な透析治療が受けられます。(テレビは有料です)患者さまの中には本を読んだり、音楽を聴いていらっしゃる方もいます。
合併症予防に取り組んでいます
腎不全や糖尿病などにより動脈硬化や末梢血管障害が進むと、足の冷えや・しびれ・痛みや潰瘍形成などが起こりやすくなります。透析室では、足の異常を早期発見・早期治療するためにフットケアに取り組んでいます。研修を受けた看護師が月に1度、足の状態をチェックし、爪の切り方、手入れのポイントなどについてアドバイスしています。
また、年に1度下肢抹消動脈疾患に関する検査を行っております。検査の結果、専門的な治療が必要と判断した場合は、連携医療機関へ紹介させていただいております。
治療の流れ
まずはお電話で予約・ご相談をお願いいたします。
※透析導入はしておりませんのでご了承ください。
担当職員
臨床工学技士:2名
看護師長(外来と兼務):1名
看護師:4名
看護助手:1名
よくあるご質問
〇 血液透析はどのくらいの頻度で行われますか
1回4~5時間の治療を週に3回、1日おきで行います。
〇透析治療のリスクや副作用はありますか
不均衡症候群、血圧異常、ショック、バスキュラーアクセスのトラブル、消化器疾患、循環器疾患、電解質異常など様々です。
〇透析中に痛みはありますか
針を刺すときの穿刺痛や透析中の血管痛が生じることがありますが、基本的にはありません。
〇ほかの病院から転院して透析を受けることは可能ですか
可能です。まずは気軽にお問い合わせください。